【みジカなナガサキ 】
長崎がもっと“みジカ”になる!
長崎県広報テレビ番組
~ 人と動物の共生のために 編~
長崎県の犬や猫の殺処分数は年々減少していますが、それでも全国的に見るとまだまだ多い状況です。
そこで、県では、令和11年度までに「動物殺処分ゼロ」を目指して、大きく3つの取り組みを行っています。
1つ目は、動物の収容数を減らすための取り組みです。
毎年多くの犬や猫を殺処分しなくてはならない状況にあり、そのほとんどが、哺育の難しい野良猫の子猫です。野良猫の数を減らすために、県内各地で不妊・去勢手術が実施できるよう支援するとともに、「地域の猫」としてお世話をする「地域猫活動」を推進しています。
2つ目は、動物の譲渡を推進する取り組みです。
ボランティアと連携して譲渡会を開催しているほか、県が運営するウェブサイト「ながさき犬猫ネット」では、飼い主募集中の犬猫の情報を発信しています。
また、ボランティアの協力を得て、子猫や子犬を譲渡ができる月齢まで飼育し、譲渡する取り組みも推進しています。
3つ目は、動物の正しい飼い方と命の大切さを広めるための取り組みです。
広報活動のほか、ボランティアと協力してセミナーを開催しています。
大村市で開催された啓発イベントの様子を紹介します。
ミライno図書館
ミライno図書館で開催されたのは、保護猫活動や動物愛護についての理解促進を目的としたイベントです。
大村市で地域猫活動に携わる山石さんによるセミナーでは、野良猫が増えてしまう原因や、野良猫による被害とその対策について紹介があり、地域住民としてできることは何かを話していました。
大村純忠 まちねこ隊 山石さん
■地域猫活動で大切にしていること
野良猫を増やさないためには、不妊・去勢手術が重要ですが、全ての猫に実施できているわけではありません。
地域の皆さまの理解と協力で猫を見守り、手術が必要な猫に確実に手術をすることが大切です。
今後も地域の人と協力しながら、人も猫も穏やかに共生できる社会を目指したいです。
また、実際に地域猫がいるエリアを回る、地域猫フィールドツアーも開催され、参加者たちは地域猫活動が不幸な猫を増やさない取り組みであると同時に、地域の環境をきれいにする活動でもあることなどを学びました。
参加した感想
たくさんの猫が処分されたり苦しい思いをしていると知って、そのような猫が少しでも減るように自分も協力していきたいし、今自分が飼っている猫も責任を持って一生懸命育てていきたいなと思いました。
よく地域猫のことが知れて本当にためになったなと思いました。
授業を受けてさくら耳のことを知れて、大人になったら保護猫とかも飼ってみようかなと思いました。
※さくら耳:不妊・去勢手術済みである目印
9月21日に県庁で動物愛護フェスタを開催します。
詳しくはWEBサイトをご確認ください。
また、動物の譲渡に関することや地域猫活動に関心がある方は、県の生活衛生課にお問い合わせください。
人と動物が共生できる住み良い社会の実現に向けて、みんなで取り組むシカない!
鹿だけに🦌
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