長崎の軍艦島(端島)は、世界遺産にも登録されている小さな島で、かつては炭鉱の町として栄えていました。今では無人島となり、廃墟と化した建物が並んでいます。その姿が軍艦のように見えることから「軍艦島」と呼ばれていますが、ここにも不気味な都市伝説が残っています。
夜に聞こえる足音
軍艦島を訪れた観光客や調査隊の中には、誰もいないはずの場所で足音が聞こえたという話をする人がいます。その足音はコンクリートの廊下や階段をゆっくりと歩く音で、まるでかつての住人が島を見回っているかのようだと言われています。
ある時は、足音に気づいた人が振り向いた瞬間、人影がスッと壁の向こうに消えたという話もあります。足音を追いかけても、何も見つけることができないため、誰が歩いているのかは謎のままです。
なぜ足音が聞こえるのか?
この足音については、いくつかの説があります。一つは、昔の住人たちが今でも島に残っているというもの。特に、島で仕事や生活に生涯を捧げた人たちが、今でも軍艦島を見守っているのかもしれません。また、かつて炭鉱で亡くなった方々の魂が島に留まっているという話もあります。
軍艦島は、その独特な歴史と雰囲気から、さまざまな怪談や都市伝説が語られてきました。今は無人の島ですが、もしかすると、かつての賑わいが幻となって夜の静けさの中に現れるのかもしれませんね。
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