みなさん、長崎市にある「原爆資料館」って知っていますか?
ここは、1945年に起きた原爆の被害やその後の復興について学べる場所です。
この資料館が、もっとわかりやすく、未来の人たちにも原爆のことを伝えられるように、2026年度に大きくリニューアルされることになりました!
市長さんや専門家たちが「どんなふうに変えるか」を考えて、基本的な設計の案を発表したので、その内容をわかりやすくお伝えします!
新しい技術で「疑似体験」
新しくなる資料館では、**AR(拡張現実)やVR(仮想現実)**といった最新の技術を使って、まるでその場にいるかのような「疑似体験」ができるようになります。
たとえば、こんな展示が予定されています:
- 原爆が落とされたあと、長崎のまちがどうやって復興してきたかをリアルに再現するARの展示
- 世界で2000回以上行われた核実験のすさまじさを映像で体験できるコーナー
鈴木市長は「被爆者の体験を直接聞くことが難しくなっているからこそ、こうした方法で伝えるのはとても大切」と話していました。
被害だけじゃなく、歴史を広く学ぼう
また、これからの展示では、「被害」の歴史だけではなく、長崎を含めた日本が戦争中に他の国に与えた「加害」についても説明する予定です。
これには、「過去をしっかり見つめることで、未来の平和につながる」という思いが込められています。
みんなの意見も反映
このリニューアル案は、18日に開かれた専門家の会議でも発表されました。
そこで、「内部被ばくについての展示もあったほうがいい」という意見が出されるなど、さまざまな意見が取り入れられていきます。
これからの予定
市は今年度中に設計をまとめ、2025年度にさらに具体的な計画を立てるそうです。
リニューアルにはたくさんのお金や時間がかかりますが、それだけ多くの人に見てもらい、平和について考えてもらいたいという願いが込められています。
長崎原爆資料館がどんなふうに生まれ変わるのか、今からとても楽しみですね!
ぜひみなさんも、リニューアルされたら訪れてみて、平和について考えるきっかけにしてみてください。
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