長崎市坂本に位置する「片足鳥居」は、1945年8月9日の原爆投下で片側だけが残った珍しい鳥居です。この鳥居は山王神社にあり、被爆の象徴として知られています。しかし、そこにはちょっと不思議で興味深い都市伝説も存在します。

片足鳥居が「守ったもの」
都市伝説によると、原爆の爆風によってほとんどの建物や木々が破壊された中で、この鳥居は片側だけでも残ることで、何か特別な「力」が働いたのではないかと言われています。
一説では、この鳥居の神が住民を守るためにその身を削り、片側を犠牲にしたとも。実際、爆心地に近いにもかかわらず、鳥居の近くに住んでいたある住民が爆風から奇跡的に助かったという話が伝わっています。その住民は後に「片足鳥居を見て毎日感謝している」と語ったと言われています。
夜中に鳥居をくぐると…
また、地元では「片足鳥居を夜中にくぐると夢に原爆の日の情景が現れる」という噂もあります。その夢を見た人は、平和への思いをさらに強く抱き、平和活動に力を注ぐようになるとか。
鳥居の片側を触ると幸運が訪れる
さらに、片足鳥居の柱に手を触れると、災難から身を守ることができるとも信じられています。そのため、地元の人たちは観光客に「柱を優しく触れて、心の中で感謝の気持ちを込めてね」と勧めることがあるそうです。
片足鳥居は、その歴史的な背景だけでなく、平和や祈りの象徴として地元の人々に大切にされています。この都市伝説を通じて、訪れる人々もまた平和の大切さを感じ取ることができるでしょう。
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