
長崎県東彼杵町(ひがしそのぎちょう)にある桜園(さくらえん)「5秒の桜」で、2月22日に木を植えるお祭り(植樹祭 しょくじゅさい)が行われました。
町の中やほかの場所から集まった約100人が、100本の桜の木を植えました。
この町には西九州新幹線)の駅がなく、新幹線のほとんどがトンネルの中を走っています。
そこで、地元の人たちが「桜がたくさん咲く場所をつくろう!」と考え、2009年から新幹線のトンネルとトンネルの間(約400メートル)に桜を植え始めました。
新幹線がトンネルの間を通る時間が「5秒」しかないため、この場所は「5秒の桜」と呼ばれるようになりました。
新幹線の上り線に乗ると、進む方向の右側に桜が見えます。
今回、新しく「日本花の会」という団体から苗木をもらい、これまでに植えた桜と合わせて約800本になりました。
植えたのは、エドヒガンや河津桜(かわづざくら)という種類で、ソメイヨシノよりも早く咲くため、長い期間お花見を楽しめるようになります。
坂本郷地区の元自治会長、川添要介(かわぞえ ようすけ)さん(76歳)は「新幹線の車窓からも、実際に来ても、きれいな桜を楽しんでほしい」と話しています。
植樹祭に参加した佐賀県嬉野市の小学2年生、東坂ひかりさん(7歳)は「きれいに咲いてほしい」と笑顔で話しました。

新幹線の駅がない町の人たちが、自分たちで桜の名所を作ろうとがんばっているのがすごいと思いました。
新幹線に乗った人が「おっ!桜が見えた!」と感じるのが5秒だけというのもおもしろいですね。
800本もの桜が咲くのを想像すると、とてもきれいだろうなと思いました。いつか見に行きたくなりますね!
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