【みジカなナガサキ 】
長崎がもっと“みジカ”になる!
長崎県広報テレビ番組

~ こどもの健やかな成長のために 編~
こどもの成長には、特定の大人との信頼関係と、安心して過ごせる環境がとても重要です。
県では、さまざまな事情で保護者と離れて暮らすこどもたちを、家族の一員として迎え入れ、愛情を持って育てる「里親」を募集しています。
里親の皆さんは、どんな思いでこどもたちと過ごしているのか、話を聞きました!

里親 阿部 千賀子さん
里親としてこどもを育てている阿部さんにお話を聞きました。

阿部さんは現在、里子を含む3人のお子さんをご夫婦で育てています。

■里親になろうと考えたきっかけ
不妊治療をして実子は1人いたのですが、その後はこどもができなくて里親制度のことを職場の先輩に聞き、里親になろうと思いました。

■こどもたちの様子や現在のこと
今、高校2年生のお兄ちゃんが小学校1年生の時に2歳の女の子が来てくれて、きょうだい仲良く過ごしました。去年新たに4歳の男の子を家族に迎え、5人で楽しく過ごしています。

■里親になって不安だったこと
里親になって不安だったことは、実子と里子の子育てがうまくできるかということでした。一緒に過ごす時間が長くなれば里子ということも忘れて不安が解消されました。

■里親になって良かったこと
里親になることは大きな決断ですが、その分多くの喜びや学びが得られる経験でもあります。こどもの笑顔を見ると、本当に里親になって良かったと思います。

阿部 零羅さん

■普段の過ごし方
サッカーの試合を家族と見に行ったり、お父さんやお兄ちゃんとサッカーの練習をして過ごすのが楽しいです。

長崎県里親育成センターすくすく
里親になりたい方の相談窓口が、大村市にある「長崎県里親育成センターすくすく」です。

長崎県里親育成センターすくすく 田中 あづさ さん

■里親になるためには
まずは、里親制度について説明を受けていただきます。
その後、所定の研修を受けていただき、修了後にすくすくや児童相談所の職員が調査のために家庭訪問に伺います。
その後、長崎県福祉保健審議会で審査が行われ、認定されると里親になることができます。
里親になった後も、定期的に更新研修の受講が必要です。

■里子の養育期間
養育する期間は、こどもが成人して自立するまでの場合もあれば、実の親と暮らすため家庭に戻るまでの間など、数か月から数年となり、こどもの状況によってさまざまです。

また、施設に入所しているこどもが家庭生活を体験するために、数日間預かる制度や、事情により数日だけ子育てができない家庭からこどもを預かるような短期間で里親を利用する制度もあります。

■里親への支援
里親への支援としては、生活費や医療費、学校教育費などの支給があります。また、養育中の悩みについては、長崎・佐世保の「こども・女性・障害者支援センター」や担当の里親支援専門相談員が対応するのでご安心ください。

11月18日(火)に長崎市、12月12日(金)に川棚町で里親出前講座を開催します。その他にも県内各地で開催予定です。
里親に関心のある方は、まずはお気軽にご連絡ください。

こどもたちに、家族のぬくもりが広がっていくと嬉シカ〜。
鹿だけに🦌



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