長崎の冬が近づくと現れる“意外な主役” / 九州にクマはいないのに、イノシシ被害が急増する理由とは? | 長崎県

冬が近づくこの季節、北海道や東北ではクマ被害のニュースが目に入ります。
しかし実は、九州には“野生のクマがいない”ことをご存じでしょうか?
長崎県民にとって本当に身近な脅威は――イノシシです。


🐻九州にクマはいないって本当?

専門家によると、九州で最後にクマの生息が確認されたのは 1957年
その後50年以上の間、痕跡すら見つからず、環境省は2012年に「九州のツキノワグマ絶滅」を正式発表しました。

なぜ絶滅したのか?
理由の一つが 広葉樹の減少
ドングリなどのエサが得られなくなり、棲みかも狭まり、数が減っていったと考えられています。


🐗長崎で本当に警戒すべきは“イノシシ”

クマがいない代わりに、冬前の長崎で目立つのが イノシシの出没
特に11月ごろはイノシシが活発になる時期で、春に生まれたウリ坊が独り立ちするタイミングでもあります。

長崎市の害獣対策を担当する団体には、
「庭が荒らされた」「太ったイノシシが箱わなにかかった」
など、住宅街からの相談が連日10件以上寄せられているそうです。

冬を越すためにエサを求めて移動するため、
街中へ姿を見せるケースが増えているというわけです。


🛑農作物被害は“年間1〜2億円”

長崎県によると、イノシシが原因の農作物被害は毎年 1億〜2億円規模。
さらに、11月上旬には新興住宅地で植え込みが広範囲に掘り返され、
通学中の子どもがイノシシと遭遇する事態も発生しました。

地域の不安は年々高まる一方です。


🔫市街地で銃による緊急駆除は?

最近施行された「改正鳥獣保護管理法」により、
一定条件を満たせば市街地での緊急銃猟が可能になりました。

しかし、長崎市は
「そこまでの緊急性は今のところない」
としており、基本は

  • 防護柵
  • 箱わな
    などで地道に対策を進める方針のようです。

冬の長崎で気をつけたいこと

  • 九州には野生のクマはいない
  • 冬前はイノシシが特に活発
  • 住宅街への出没も珍しくない
  • 畑・庭の被害も年々増加
  • 市街地では銃駆除より、防護策が中心

長崎に住む私たちにとって、
“身近な自然とどう向き合うか”を考える必要がありそうです。

見かけても、むやみに近寄らず、
市や専門団体へ連絡するのが安全です。

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