🏮長崎ランタンフェスティバルの歴史

県外の方にこそ知ってほしい、長崎の冬を彩る物語

長崎ランタンフェスティバルは、いまや全国から観光客が訪れる冬の一大イベント。しかしそのルーツは、華やかな見た目とは裏腹に、とても素朴で温かなコミュニティから始まっています。

■ はじまりは中国の人々の「春節祝い」

長崎は古くから、海外との交流が盛んな港町。とくに中国とのつながりは深く、歴史を辿ると江戸時代の「唐人屋敷」までさかのぼります。
当時から長崎には多くの中国人が暮らし、その人々が旧正月(春節)に合わせて街中に色とりどりのランタンを飾り、家族や仲間と新年を祝っていました。

この春節の飾りつけが、フェスティバルの原点です。
つまり、もともとは“観光イベント”ではなく、在留中国人の自然な文化行事だったのです。

■ 1994年、正式なイベントとしてスタート

長い間、春節のランタン飾りはあくまで“中華街の風習”でしたが、1990年代に入り「長崎の魅力としてもっと多くの人に知ってもらいたい」という声が高まりました。

そして 1994年に「長崎ランタンフェスティバル」として正式にイベント化。
これをきっかけに、ランタンの数は1万個→1万5千個へと増え、今のような大規模な祭典へ成長していきました。

■ 中国文化 × 長崎の街並みという唯一無二の世界観

ランタンフェスティバルが他のライトアップイベントと違うのは、
中国伝統文化がそのまま日本の港町で息づいていること。
• 皇帝パレード
• 龍踊り
• 媽祖(まそ)行列
• 中国獅子舞
• 中国雑技団の公演

など、異国情緒あふれるプログラムが並ぶ一方、会場となるのは石橋の眼鏡橋、歴史ある中華街、レトロな商店街など、「長崎らしさ」がしっかり寄り添います。

この“文化の融合”こそが、長崎ランタンフェスティバル最大の魅力です。

■ 今では「長崎の冬の顔」に

今やランタンフェスティバルは、夏の精霊流しと並ぶ長崎の代表的な行事。
家族連れ、カップル、写真好きな旅行者まで、あらゆる層が楽しめる冬の人気観光イベントとして全国に知られる存在になりました。

毎年訪れても飽きない理由は、街中のランタンデザインが毎年進化し、新しい演出が追加されていくから。
“伝統”でありながら“進化”し続けている、それがこの祭りの魅力です。

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